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【伝説の名機】かつての憧れ、SHARP「X68000」

伝説の名機X68000

パソコンを使っていると、ふと「昔のパソコンってどんな感じだったんだろう?」と思うことはありませんか?

今でこそ薄くて高性能なPCが当たり前ですが、かつて1980年代後半、日本の技術の粋を集め、当時の若者やクリエイターたちが熱狂した「伝説」のパソコンがありました。それが、SHARP(シャープ)から発売された「X68000(エックス ろくまんはっせん)」です。

今回は、今なお語り継がれるこの名機の魅力と、その圧倒的な存在感についてご紹介します。

ひと目でわかる「マンハッタン・シェイプ」の衝撃

まず驚かされるのが、その見た目です。「ツインタワー」とも呼ばれる左右に分かれた縦型のデザインは、ニューヨークの摩天楼をイメージしてマンハッタン・シェイプと名付けられました。

当時のPCファンが初めてX68000を見たとき、それは「パソコン」という既成概念を壊されるほどの衝撃でした。

「横置き・ベージュ」が当たり前の時代への反逆

1980年代後半、パソコンのデザインといえば「実用性」がすべてでした。

そんな中で現れたX68000は、すべてが正反対でした。

当時としては極めて珍しい、精悍なブラック(※後のXVIなどのモデルでより強調されました)を全面に採用。それは事務机に馴染むことを拒否し、「これは趣味とクリエイティビティのためのマシンだ」という強い主張でもありました。

左右に分かれた塔の隙間から吸い込まれるフロッピーディスク。アクセスに合わせて赤や緑に妖しく光るLED。その姿は、単なる道具を超え、所有すること自体がステータスとなる「インテリア」へと昇華されていたのです。

「ゲームセンターが家に来た!」と言わせた桁違いの性能

X68000が伝説となった最大の理由は、そのグラフィックとサウンドの美しさにあります。当時の主流PC(PC-98シリーズなど)と比較すると、その差は歴然でした。

1. 滑らかな動き(スプライト機能)

当時のパソコンにとって、キャラクターを滑らかに動かすことは至難の業でした。

2. 圧倒的な色彩とサウンド

他のPCが「8色」や「16色」で描いていた時代に、X68000は65,536色。写真のようなグラデーションが可能でした。
さらに音に関しても、電子音(ビープ音)が主流だった中で、本物の楽器に近い音色を作れるFM音源を搭載。さらに衝撃的だったのが、人間の声などを録音して再生できる「ADPCM」機能です。

ゲームを起動した瞬間にパソコンが喋り出す。たったそれだけのことが、当時は魔法のように思えたのです。「1プレイ100円の体験が、自分の部屋で、無限に楽しめる」。この事実は、当時の若者たちにとって価格以上の価値がありました。

なぜ「68(ロクハチ)」と呼ばれ愛され続けるのか?

発売から30年以上経った今でも、ファンからは親しみを込めて「68(ロクハチ)」と呼ばれています。
それは単にスペックが高かったからではなく、このマシンの周りに「ユーザーが主役」という類を見ない文化があったからです。

「無ければ自分たちで作る」という熱狂

当時のユーザーたちは、メーカーから提供されるのを待つのではなく、「ソフトが無ければ自分たちで作ってしまおう!」というDIY精神に溢れていました。

市販品を凌駕するようなアクションゲーム、プロ顔負けのペイントツール、独自のシステム拡張……。ネット(パソコン通信)を通じて共有されるこれらの自作ソフトは、現代の「インディーズゲーム」や「オープンソース」文化の先駆けでした。

メーカーであるシャープも、OSのソースコードを無償公開するなど、こうしたユーザーの熱意を全力で応援しました。メーカーとユーザーが一体となって「最強の遊び場」を作り上げたからこそ、X68000は多くの人の「青春の一台」となったのです。

処分に困る「思い出の名機」はどうすればいい?

さて、そんな伝説のX68000ですが、もしあなたのご自宅の押し入れや倉庫に眠っていたらどうしますか?

「思い出が詰まっているから捨てにくい」「でも場所を取るし、重くて動かすのも大変……」
そんな悩みをお持ちの方も多いはずです。特にX68000などの古いパソコンは、内部のコンデンサという部品が経年劣化しやすく、「久しぶりに電源を入れたら煙が出た」ということも珍しくありません。

リサイクルループでは、こうした古いパソコンの回収も承っています。

「名機をただのゴミにしたくない」「最後は正しくリサイクルして、資源として未来に繋げたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

SHARPのX68000は、単なる道具としてのパソコンを超え、多くの人の人生に彩りを与えた「夢のマシン」でした。

最新のWindowsも便利ですが、たまにはこうした「歴史を作った名機」に思いを馳せてみるのも楽しいものですね。もし、あなたの身近にそんな眠れる名機があれば、ぜひリサイクルという形で次の未来へ繋げていきませんか?