年末年始の大掃除に役立つ処分方法

年末年始の大掃除に役立つ処分方法

年末年始はクリスマスから始まって、大掃除やお年玉などのイベントも多く、それに合わせて買い物が増え、古いものから新しいものへと買い替えが進んでいきます。そのような時に困るのが「捨てる」という行為だと思います。燃えるゴミなら簡単ですが、電気製品や家具などは捨てるのに困るという人も多いのではないでしょうか。そんな時に役立つ知識を身に着けておきましょう。

電気製品の処分方法

一括りに電気製品といっても様々な処分方法や法律による規制があります。例えばパソコン、冷蔵庫、テレビなどは家電リサイクル法によって処分の方法が定められています。特にパソコンは個人情報のデータが入っているため、データを消去するには専門的な知識が必要です。またテレビや冷蔵庫は大型のものが多く運ぶだけでも大変な作業です。

パソコンの処分方法

１つ目のパソコン処分方法については、メーカーに処分を依頼する、または廃棄物処理業者に処分を依頼する方法があります。デスクトップ型パソコンは約7,000円、ノート型パソコンは約3,000円です。しかしデータはご自身で消去しなければならず、専門的な知識がなければ完全にデータを消去するのはハードルが高いと言えます。もう一つの方法はパソコン処分専門業者に依頼する方法があります。当社リサイクルループのパソコン処分業者のひとつですが、データ消去等の専門知識を持っているため確実なデータ消去を行うことが出来ます。その後、基板やバッテリー、金属やプラスチックに分解し、素材としてリサイクルしています。また中古品として再利用できるパーツは動作テストをしてリユースすることで環境にも優しく循環型社会の一役を担っています。当社リサイクルループでは障害者施設とも連携しており、パソコンのリサイクルを通じて障害者の方たちのスキルアップと就労支援に繋がっています。

テレビの処分方法

テレビの処分方法はパソコンと同様にメーカーに処分を依頼する方法と廃棄物処理業者に依頼する方法があります。しかしテレビの種類によってメーカーや廃棄物処理業者に確認する必要があります。テレビには主にブラウン管型、プラズマ型、液晶型の３種類があります。ブラウン管型は非常に厚みがあって大きくて重く、昭和から平成にかけて製造されているものが多く、よって古いタイプになります。鉛等の有害物質等を含んでおり処理困難物のひとつです。メーカーや廃棄物処理業者、自治体などに問い合わせて適切な処分方法を相談してください。プラズマ型のテレビに関しても処分方法はブラウン管と同様にメーカーや廃棄物処理業者、自治体などに問い合わせが必要です。プラズマ型テレビは薄いのですが基本的には大型で重く、あまり普及しなかったため処分できる事業者が少ないのが現状です。最後に液晶型テレビですが、ほとんどのメーカーや廃棄物業者が3,000円程度の有料ですが引き取りを行ってくれますので安心です。ちなみに当社リサイクルループでは処分費用はいただかずに無料で受け入れを行っております。

冷蔵庫・洗濯機の処分方法

冷蔵庫や洗濯機の処分方法については、大きくて重たい代表格ではありますが、基本的に「買い替え」をすることが多いため、電気店などで新しい製品を購入し、運んでもらい、設置してもらうと同時に、古い製品を引き取っていただくことがほとんどではないでしょうか。一番厄介なのは買い替えではなく「処分だけ」したい場合だと思います。これはほとんど選択肢がなく、家電のリサイクル券を郵便局等で購入して、指定の処分場まで運んでいくのが一般的な方法です。運ぶことが難しい場合には廃棄物処理業者にお願いして処分して頂く方法になりますが、それなりに費用がかかるので覚悟が必要です。ちなみに当社リサイクルループでは残念ながら冷蔵庫や洗濯機の処分には対応しておりません。

家具の処分方法

家具の処分方法では基本的に３種類の方法があります。家具の状態とあなたの努力次第で選択肢を選び適切な方法を選ぶのが良いでしょう。

ショップやネットで売る

何かを処分するときには基本的にお金がかかりますが、この方法は逆にお金が手に入るので最初に検討したい方法です。ヤフオクやメルカリに出品して販売する方法が一般的だと思いますが、写真を撮影したり、掃除をしてキレイにしたり、商品説明を書いたり、配送業者を手配するなど、お金が手に入る変わりに非常に面倒です。商品の状態が悪ければ「全然売れない」なんてこともありえます。まずは自分の出品している商品が売れているかどうかチェックするところから始めてみましょう。それからショップに売る方法もあります。こちらは実店舗に持ち込んだり、査定してもらったりして、場合によっては家から運んでくれる場合もあります。自分でネットを使って売るよりも手元に残るお金は少ないですが、手間を考えるとかなり楽に処分することができるでしょう。

解体して燃えるゴミで出す

この方法は一番労力を費やすことになりますが、解体してゴミ袋に入るサイズになるくらい小さくすることで無料で処分することが出来ます。電動工具などがあれば少し楽ができるかもしれません。タンスや棚、ベッドやソファなどは基本的に木材で出来ています。ノコギリで地道に細かくする作業することで燃えるゴミとして出すことが出来ます。ＤＩＹが好きな方であれば解体した材料で新たなモノを作り出す楽しみもあるかもしれませんね。

廃棄物処理業者に依頼する

お金が一番かかってしまう方法ですが、素早く処分できて、体力を使うこともなく楽々処分することが出来ます。上記でも記載しましたが家具は基本的に木材で出来ています。廃棄物処理業者で木材を処理できない業者はいない。というくらい木材は簡単に処分することが出来ますので、廃棄物処理業者を探すのも非常に簡単です。Googleの検索で「ご自身の済んでいる町の名前＋廃棄物処理」を検索すればすぐに見つけることができるでしょう。

年末年始の大掃除 まとめ

これまで解説してきたように、ゴミの種類や大きさによって様々な処分方法が展開されていました。また労力のかけ方によって処分費用を減らすこともできることが理解していただけたと思います。年末年始の時期は廃棄物処理業者も忙しくなっているので、できるだけ早く計画を立てて大掃除に取り組んでください。