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【HSPプログラミング講座#1】プログラムの流れを停止する

プログラミング講座アイキャッチ

前回の第1回HSPプログラミング講座では、パソコンにHSP言語をインストールしてプログラムを書くための準備と、文字を表示する1行だけの超簡単なプログラミングをしました。今回はHSPのちょっとしたルールやプログラムの流れについて説明していきたいと思います。

HSP言語の記述方法

HSP言語はとてもわかりやすい言語で、小学生からでも簡単に学ぶことができる言語です。できるだけシンプルにするためには、柔軟な記述ルールと厳格な記述ルールのバランスがとても重要です。そしてプログラムを書く側もできるだけ見やすくシンプルに書くことが大切です。これは後々、大きなプログラムを書くときにその重大さがわかってくると思います。まずここでは初歩的な記述ルールについて説明します。

前回のプログラミングで書いたコードが1行目ですね。2行目を見てください。何もコードを書いていませんね。何も書いていない行は「無視する」というルールになっていますので、プログラム処理は自動的に3行目に移ります。この何も書いていない行は何行あっても構いません。プログラムをわかりやすくするために、ある程度は区切りの良いところで空けておくと良いです。

次に3行目から5行目までを見てください。1行目は左端からプログラムを書いているのに、3行めからは少し右にズレて書いていますね。これは絶対に守らなければいけないルールではありませんが、左側にTABキーを入力して、左側を少し空けておくというHSPプログラマー達の共通の習わしになっています。このあとプログラミングの勉強が進んでいくと、その意味がわかってくるでしょう。

3行目と5行目は、1行目と同じようにmes命令で文字を表示していますね。ここで文字がどのように表示されるのか想像してみてください。1行目の「はじめてのプログラム」の後ろに続けて表示されるのでしょうか?それとも下の行に表示されるのでしょうか?

プログラムが自分の思っているとおりに動くのかどうか、やってみないとわからないことがたくさんあります。なので「プログラムを少し書いたら実行する」ということを繰り返していきましょう。

それから4行目にstopと書かれた命令がありますね。英語でストップと書いてありますから、きっとここでプログラムが停止のかもしれませんね。では早速プログラムを実行してみましょう。前回と同じように画面上にあるメニューの「HSP」から「コンパイル+実行」をクリックしてみましょう!

さて、結果は想像どおりでしたか!?それとも意外な結果になりましたか?

プログラムの1行目の実行結果は前回と同じですから何も言うことはないですね。プログラムの2行目は実行結果には何も影響はなく「無視」されていますね。プログラムの3行目が、実行結果の2行目にあたりますが、3行目から入れたTABで右側にずらたけど、こちらも実行結果には影響がなく「無視」されていますね。そして問題はプログラムの4行目のstopです。実行結果を見ると、やはりここでプログラムが停止しているようです。なのでプログラムの5行目のmes命令が実行されていません。

このstop命令のようにプログラムの流れを停止させることもできます。プログラムの勉強が進んでくると、ほかにもプログラムの流れを変化させる命令が出てきますから楽しみにしていてください。