廃家電の集積所で火災が急増
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みなさんが普段から使っているパソコンやスマートフォンや各種電化製品は、いつかは壊れたり、不要になったりして捨てる時を迎えます。
そんな家電製品を集めてリサイクルする工場で火災が増えています。
なぜ頻繁に発生するのかを解説いたします。
◆火災の発生原因
火災の発生原因で一番多いのが廃バッテリーです。
バッテリーと言ってもクルマのバッテリーのように大きくて目立つものから火災が発生することは少ないのです。
では、どのようなバッテリーが発火の原因になりやすいかというと、モバイルバッテリーです。
モバイルバッテリーはリチウムが使用されていることが多くハイパワーであるため、発火したときにはものすごい火力を発生させます。
携帯電話、ポケットWi-Fi、ポータブルバッテリー、タブレット端末、ノートパソコンのバッテリーなど、様々なところにハイパワーのリチウムイオン電池が使われています。
このリチウム電池は強い力で圧迫されたり、鋭いもので突かれたりすると発火したり爆発したりすることがあります。
廃家電の集積所では、ショベルカーのような重機を使って廃家電を移動したり、トラックに積み込んだりしているので、小さなバッテリーに気が付かず踏み潰してしまったり、傷つけてしまうことで火災が発生することが少なくないようです。
技術の進歩によって、コンパクトでハイパワーなバッテリーが次々に誕生してくることになりますが、捨てるときにはエネルギーを使い切って、空っぽの状態にしてから捨てるようにしましょう。