パソコンの動きが遅い!原因と対処方法は?
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パソコンの動きが遅くて作業が思うように進まない。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?今回はパソコンの動きが遅くなる原因と解決方法について解説していきます。
パソコンの動きが遅い原因と対処方法
ソフトウェア(アプリケーション)が多い
パソコンの動きが遅くなる原因の一番はソフトウェア(アプリケーション)が多いことです。ソフト(アプリ)が多いと読み込むデータ量が多くなり、ストレージ(ハードディスクやSSDなどの記録媒体)からの読み込みに時間がかかるためです。
特にハードディスクはレコードプレーヤーと同じような仕組みになっていて、データの記録されている場所まで読み取りヘッドを動かすという機械的動作が入ります。この動作が非常に遅いため読み込むデータ量が増えるほど動作が遅くなる原因になります。
またソフト(アプリ)が多くなるとメモリーを大量に消費します。このメモリーを例えるなら机の広さです。今すぐに処理しなければならないデータの大きさを表しています。このメモリー容量をオーバーしてしまうと、机の引き出しにデータをしまう作業が入ります。そしてこの引き出しがハードディスクなのでとても遅くなります。
ソフト(アプリ)が多い場合の対処方法
ソフト(アプリ)が多いことに起因してパソコンの動きが遅くなっている場合の解決方法について解説します。
ストレージ(記録媒体)がハードディスクである場合はSSDに交換すると動作が劇的に早くなります。ハードディスクのレコードプレーヤーのような仕組みだと上記で説明しましたが、SSDは電気信号で動作しているため駆動部品がありません。なので非常に高速に動作します。SSDにも種類がありますが、どれでもハードディスクを凌ぐスピードが出ます。ただし難点としてはハードディスクをSSDに交換するための知識が必要となります。パソコンを分解して交換する知識や作業はもちろん、データを移行するための知識も必要となります。初心者には少し難易度が高い作業です。
つぎにメモリーによってパソコンの動きが遅くなっている場合はメモリーの増設または交換が必要になります。メモリーは上記のハードディスクの交換と違ってデータの移行は不要です。増設または交換するだけでパソコンの動きが改善します。ただしメモリーが足りないことが原因でパソコンの動きが遅くなっている場合は、パソコンの速度が「本来の速度に戻る」と表現したほうが正しいです。なのでメモリーが十分に足りているにも関わらず、更に大きなメモリーを増設または交換してもパソコンの速度が早くなることはありません。それからメモリーの交換または増設については比較的簡単にできます。ノートパソコンの場合はメモリーの増設または交換しやすいようにネジ1本でできる機種もたくさんあります。デスクトップパソコンや一体型パソコンはやや難易度が高くなるので注意が必要です。
コンピューターウイルスに感染している
コンピューターウイルスに感染している場合にパソコンの動きが遅くなることがあります。パソコンのバックグラウンドで様々な動作を行っている事が原因です。パソコン内部のデータを外に漏らしていたり、または悪意のあるソフトウエアをダウンロードしたり、メールを外部に送信し続けたりと色々な悪さをします。
ウイルスに感染した場合の対処方法
ウイルスに感染した場合の対処方法としてはウイルス対策ソフトがあります。有名所では「ウイルスバスター」、「ノートン」、「カスペルスキー」、「マカフィー」などがあります。これらのソフトをインストールして改善することができますが、ウイルスに感染した後では効果が得られない場合もありますので対策にならない場合があります。予防としてウイルス対策ソフトは最初に入れておくべきです。
もう一つの方法としてはOSを再インストールする方法です。この場合は再インストールする前に大事なデータをバックアップしておいて下さい。初心者には少し難易度が高い作業になりますが、OSの再インストールは最強の方法です。全てのソフトウェアを一度消し去ってしまうのでウイルスも生存することができません。一方で全てのソフトウェアを入れ直さなければならないのでMicrosoft Officeやプリンタのソフトウェアのインストール、年賀状ソフトのインストールなど、全てをやり直さなければなりません。
その他
今回の「パソコンの動きが遅くなる原因と解決方法」はパソコンの全体的な解説になりましたが、他にも様々な原因があります。例えばゲームの動作速度が遅いとか、インターネットの速度が遅いなどはご別にまた違う原因が考えられます。
また5年以上同じパソコンを使用しているのであれば、そもそも性能的な問題があるかもしれないので、今のパソコンを廃棄して新しいパソコンに買い替える事も検討したいところです。
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