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メモリとストレージの違い

メモリとストレージの違い

パソコンやスマートフォンの性能を表す際によく目にする「メモリ」と「ストレージ」ですが、違いについてよくわからないという声を耳にします。

今回は、このメモリとストレージの違いについてお話します。

メモリとストレージの意味

まずは言葉の違いから説明するとメモリは日本語で「記憶」です。そしてストレージは日本語で「入れ物」や「物置」といった意味になります。どちらも「保存」や「保管」を意味するもので似たような感じもあります。

ストレージは比較的最近使われ始めた言葉です。それまではハードディスクまたはHDDと表記されることが多くありました。しかしハードディスクに変わる新しい記憶媒体が登場し、この記録媒体がUSBメモリと同じような仕組みのICチップ、半導体であり区別することが難しくなったため、SSDやストレージという名称が使われるようになりました。

メモリとは

メモリとはパソコンやスマホに搭載されている半導体のことで、正確にはRAM(ランダム・アクセス・メモリ)と呼ばれるもので、単にメモリと呼ぶようになりました。これは通電している間だけ一時的にデータを保持しておく機能を持っている部品です。

電源を切ってしまうと一時的に記憶していたデータは消えてしまいます。

データが消えてしまうという問題があるもののストレージと違いメモリは超高速に動作します。超高速に計算するCPUに対して、データを受け渡しするのがメモリの役目です。

ストレージとは

ストレージとはデータを長期的に保存できる部品で、ハードディスク、SSD、USBメモリなどが代表的です。

電源を切ってもデータを保存し続けることができます。

一方でストレージの動作速度はメモリと比較すると超低速です。その代わり大容量でデータを長期保存ができるという特性を持っています。

なおパソコンやスマホのメモリが足りなくなると、ストレージがメモリの代役を務めることになり、急激にパソコンやスマホが重たくなる現象が現れます。ですからメモリを激しく消費するアプリを利用する場合はメモリの大きなものを購入するようにしましょう。

◆まとめ

メモリもストレージも容量が大きくて高速に動作するものを選んで購入するのが一番ですが予算の都合もあると思います。

おすすめとしてはストレージはそこそこの容量でも構わないので、メモリの容量が大きいものを選ぶと良いでしょう。

ストレージはあとで外付けドライブなどを購入して増やすことができますが、メモリはパソコンを開けて基板に差し込まれているメモリを交換しなければならず、難易度が高いことが挙げられます。またスマホのメモリは後で増設することができません。

オフィスで使用する程度のパソコンなら、それほど気にする必要はありませんが、ゲームや動画編集などでパソコンを使う場合にはメモリ容量の大きなものにしましょう。