パソコンがウイルスに感染した時の対処方法
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パソコンでネットサーフィンをしていると怪しいサイトに出会ったことがあるでしょう。またメールにも銀行や有名なショッピングサイトを騙った危険なリンクが設置されていることがあり、誤ってクリックしてしまうとデータを抜き取られたり、ウイルスに感染したりすることがあります。
万が一、ウイルスに感染してしまった場合の対処方法について解説していきます。
コンピューターウイルスとは
そもそもコンピューターウィルスとはどんなものなのでしょうか。実は単なるソフトウェア(アプリケーション)に過ぎません。ただし悪意を持ったプログラムが仕組まれており、ユーザーに対して損害を与えるものです。コンピューターウィルスを作成する側の意図は様々で、お金目当てにデータを人質に取り、身代金を要求するものや、クレジットカード情報を盗むもの。あるいは思想を掲げ、その思想に反するものに攻撃を与えるものなど様々です。
ウイルスの種類と特徴
コンピューターウィルスは目的に合わせて特徴があります。
・悪意のある者の指示で動くソンビ化ウイルス
このウイルスは厄介なことに、ウイルスに感染したことに気づかれないように、パソコンとして普通に使えるため、ユーザーが気づかずに、悪意をある者の指示どおりに特定のサーバーやパソコンに攻撃を仕掛けます。世界中に数百万台ソンビ化されたパソコンがあると考えられており、この攻撃を受けたサーバーはアクセス不能になってしまうことがあります。
・キーボードの入力を盗み取るウイルス
このウイルスも上記のウイルスと同様に、気づかれないように身を潜めて動作しています。ユーザーが入力したキーボードの内容を盗み取るので、IDやパスワードを入力してしまうことで、アカウントを乗っ取られたり、クレジットカード情報を盗まれたりして被害にあってから気づくことも多いようです。
・データを人質に取り、身代金を要求するウイルス
このウイルスに感染すると大切なファイルを暗号化されてしまい、読み取りができない状態にされてしまいます。そして身代金を要求する画面が表示されてタイムリミットが設けられています。期日までに支払わなければ大切なデータを失うことになるという非常に悪質なウイルスです。身代金を支払ってもデータを戻してもらえるかわからず、払い損になることも考えられます。
・単純にパソコンを使えないようにするウイルス
最近ではあまり見かけませんが、嫌がらせを目的としたもので愉快犯に近いタイプのウイルスです。単にファイルを破壊してパソコンを起動できない状態にするものなので、被害としては、そのパソコンに限定されます。
ウイルスに感染した場合の対処方法
ウイルスに感染してしまった場合は、あとからウイルス対策ソフトを入れても「時すでに遅し」という状態になることも多いようです。
あらかじめウイルス対策ソフトを入れて、ウイルスに感染しないことがいちばん大切なことですが、感染してしまった場合には、基本的にはパソコンをフォーマット(初期化)して、すべてのデータを消してOSからインストールし直す方法です。しかし大事なデータも消えてしまいますので、バックアップをする必要があります。基本的にウイルスはデータに感染することはありませんが、注意が必要なのはエクセルなどでマクロ機能を使ったウイルスが存在しますので、その点を注意しておきましょう。
キーボードの内容を読み取るウイルスなどは初期化することでウイルス自体を排除することはできますが、盗まれてしまったアカウント情報は、初期化しても取り戻すことができません。早急にアカウント情報を変更したり削除して対応して下さい。既に乗っ取られてしまった場合は運営者に報告して対応してもらう以外に方法がありません。諦めて新しくアカウントを作り直すことも検討して下さい。またクレジットカードや銀行の暗証番号なども変更したほうが良いでしょう。
このように一度感染してしまうと、非常に面倒で手間のかかる作業を強いられることになりますので、くれぐれも怪しいサイト、危険なサイトには近づかないようにして下さい。またむやみに画面に出てきたOKボタンなどを押さないようにしましょう。
ウイルスに感染してお困りの方は、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。