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初心者向け グラフィックボードを交換してゲームを快適に動かそう!

初心者向け グラフィックボードを交換してゲームを快適に動かそう!

PCゲームをプレイする際、「なんだか重い」「動作がカクつく」なんて感じたことはありませんか?そうなったらグラフィックボードの替え時。この記事では、自分のプレイしたいゲームに合わせたグラフィックボードの選び方や、グラフィックボードの交換の手順について、初心者にも分かりやすく解説していきます。

グラフィックボードの選び方

①自分のPCのグラフィックボードを確認する

まずは、自分のPCにどんなグラフィックボードが入っているのか確認しましょう。

Windowsの場合、DirectX診断ツールを使ってグラフィックボードを確認することができます。DirectX診断ツールでは、PC全体のスペックを確認することも可能です。

まず、タスクバーにある「ここに入力して検索」に「dxdiag」と入力し、Enterキーを押します。するとDirectX診断ツールが立ち上がるので、ディスプレイタブのデバイス欄からグラフィックボードを確認しましょう。
プレイ中のゲームがカクつく場合は、現状のグラフィックボードより性能の高いものを選ぶ必要があります。

②プレイしたいゲームを基準に選ぶ

自分のPCのグラフィックボードが分かったら、次はプレイするゲームに必要なスペックを確認しましょう。
ゲームの公式サイトの動作環境のページには、「必要動作環境」「推奨動作環境」について記載されています。公式サイトの他に、実際に動作環境を確認した記事などを参考にするのも一つの手です。

必要動作環境:そのゲームに最低限必要な性能のこと。必要スペック、最低スペックとも。
推奨動作環境:そのゲームを快適にプレイできる性能のこと。推奨スペックとも。

今回は2つの人気ゲームを例にあげて、グラフィックボードのスペックを確認していきます。


Apex Legends
必要動作環境:NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730
推奨動作環境:NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION
必要動作環境:NVIDIA GeForce GT 1050 / Radeon HD R9 280
推奨動作環境:NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 480

人によっては、高いFPS値でゲームをプレイしたい、映像は最高画質で楽しみたい、という希望があるかもしれません。その場合は、推奨環境以上のグラフィックボードを使用する必要があります。

③自分のPCに適したサイズで選ぶ

せっかく高性能のグラフィックボードを購入しても、PCケースに入らなければ意味がありません。自分のPCケースに入るグラフィックボードの長さは、PCメーカーのページで確認することができます。

PCケースの「搭載可能VGA長」という欄で確認するようにしましょう。

グラフィックボードを交換する場合の注意点

①PCケースにグラフィックボードが入るか確認する

グラフィックボードのサイズは、メーカーや性能によって大きく異なります。

特に高性能なグラフィックボードの場合、高負荷な処理が可能な分、十分な冷却を行うために大型ファンがいくつも付いているモデルが多いです。もし小型タイプやスリムタイプのPCケースを利用している場合、大型グラフィックボードは入らない可能性があります。

購入する前に、グラフィックボードがPCケースに収まるサイズか確認することをおすすめします。

②マザーボードに取り付けることができるか確認する

グラフィックボードは、マザーボードのPCI Expressスロット×16という場所に取り付けます。マザーボードのPCI Expressスロット×16に空きがあるのかを確認しましょう。

大型グラフィックボードの場合、隣のスロットに干渉してしまうため、他のパーツの邪魔になり、取り付けられない可能性があります。

③電源容量が足りているか確認する

グラフィックボードは、高性能になるほど多くの電力を消費します。電源容量が足りない場合、グラフィックボードが起動しなかったり、PCが突然シャットダウンしてしまったり、PC自体が起動しなくなる可能性があります。自分のPCの電源ユニットのワット(W)数を確認し、購入したいグラフィックボードの推奨電源容量と見合っているのか確認するのがいいでしょう。

④電源ユニットの補助電源コネクタは足りているか確認する

高性能グラフィックボードは、マザーボードから送られる電力だけでは足りないため、補助電源に直接つなぎ、電源ユニットから電力を送る必要があります。
補助電源コネクタは電源ユニットに搭載されていますが、グラフィックボードの性能によって、コネクタの必要な数や規格が異なります。購入したいグラフィックボードに必要なコネクタの数や規格を確認しておきましょう。

グラフィックボードを交換する手順

用意するもの

静電気防止用手袋、ドライバーセット、エアダスター

PCパーツは精密機械です。静電気には十分注意しながら取り扱ってください。

また、PC内にほこりが溜まっているとショートの原因になります。エアダスターなどで綺麗にしてから作業を行いましょう。

STEP.1 電源ユニットの電源をオフにし、放電する

はじめに、PCの電源をシャットダウンします。シャットダウンが完了したら、電源ユニットの電源をオフにしてください。通常は背面側にスイッチがあります。「○|」マークの「○」が電源オフです。電源がオフであることを確認したら、コンセントを抜きましょう。

その後5分ほど待って、放電を行いましょう。

STEP.2 接続しているケーブルを外し、ケースを開ける

HDMIケーブルやLANケーブルなど、PC本体に接続されているケーブルは作業の邪魔にならないよう、すべて外します。

ケーブルをすべて外したら、ケースを開けます。パネルの開け方はケースによって様々ですが、ネジを外しスライドさせると取り外せる場合が多いです。

STEP.3 バックプレートを外す

PCケースの裏側にはバックプレートと呼ばれる板があります。グラフィックボードを取り付けた後、ここからグラフィックボードへの接続口が出るようになっています。

グラフィックボードが2スロット分の場所を必要とする場合は、2枚取り外します。

STEP.4 既設のグラフィックボードを外す

既設のグラフィックボードを外す手順

(1)補助電源ケーブルを抜く

(2)ネジを外す

(3)ツメを解除する

(4)引き抜く

まず、グラフィックボードの補助電源ケーブルを抜きます。次に、グラフィックボードを固定しているネジを外します。グラフィックボードは、ツメでスロットに固定されていますので、ツメを下に倒して外してください。ツメが外れたら、まっすぐ上に引き抜きます。

STEP.5 新しいグラフィックボードを取り付ける

新しいグラフィックボードを取り付ける手順

(1)差し込む

(2)ネジを固定する

(3)補助電源ケーブルを差し込む

次は新しいグラフィックボードを取り付けます。スロットの真上からグラフィックボードを差し込みましょう。奥まで差し込むと、先程倒したツメが戻り、ロックがかかる仕組みになっています。カチッという音がするまでしっかり差し込みましょう。あとは、先程の手順を逆から行うだけです。

STEP.6 ケースを閉めてケーブルを接続し、電源を入れる

グラフィックボードの取り付けが終わったら、先程とは逆の手順でPCケースのパネルを閉め、ケーブルを接続しましょう。

ここで忘れがちなのが、ディスプレイの線をグラフィックボードの端子に接続すること。マザーボードに繋いでしまうと、せっかくの新しいグラフィックボードの威力が発揮されないので注意してください。

STEP.7 ドライバーを更新する

PCを起動したら、新しいグラフィックボードに対応したドライバーをインストールしましょう。NVIDIAやAMDの公式サイトを確認し、製品に合ったものをダウンロードしてください。

電源がつかない場合の原因

グラフィックボードを交換した後に、モニターが映らない、PCが起動しない等のトラブルが発生した場合は、次の点を確認してください。

・電源ケーブルがコンセントに刺さっているか

・電源ユニットの電源がONになっているか

・グラフィックボードに補助電源が接続されているか

・電源容量は足りているか

これらの手順は見落としがちなので、再度チェックしてみましょう。もし電源容量が足りない場合、新しい電源ユニットを購入するのも一つの手です。

交換した後にベンチマークテストで性能を計測する

グラフィックボードが交換できたら、実際に性能がどれくらいになったのかベンチマークテストで確認してみましょう。

PCゲームが快適にプレイできるか確認したい場合は、プレイしたいゲームの公式ベンチマークソフトを使用するのがおすすめ。PCの総合的なパフォーマンスを計測したい場合は、総合ベンチマークソフトがおすすめです。用途に合わせて使い分けましょう。

おすすめの無料ベンチマークソフト

3DMark

ベンチマークソフトの中で最もメジャーなソフトです。公式サイトやSteamでダウンロードすることができます。すべての機能を使いたい場合、有料版を購入する必要がありますが、無料で使用することもできます。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

人気ゲームFF15の公式ベンチマークソフトです。FF15は要求スペックが非常に高めなゲームですので、他のゲームをプレイする際の目安にもなるでしょう。

SteamVR Performance Test

Steam専用のベンチマークソフトです。SteamのVRゲームをプレイする際のベンチマークテストにオススメです。

まとめ

グラフィックボードの交換は、手順を守れば初心者でも意外と簡単に行うことが可能です。

ですが、PCケースが小さすぎてグラフィックボードが入らなかった、電源容量が足りず、新しく電源ユニットを購入した、などということもあるでしょう。また、交換した古いグラフィックボードの処分方法が分からず持て余すなんてこともあるかもしれません。

当社では、宅配便による不用品の回収サービスを行っております。パーツが余ってしまった、処分に困った際にはぜひ当社サービスをご利用ください。